今やアニメやゲームで日本を飛び越え世界中で愛されるポケモンの実写版映画『名探偵ピカチュウ』が、10月4日に金曜ロードショーで放送されることが発表されました!
⚡️発表⚡️
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) September 5, 2024
10月4日⚡️本編ノーカット
ポケモン初の実写映画
『#名探偵ピカチュウ』
世界中であらゆる世代に愛されているピカチュウがハリウッドデビュー⚡️見た目はカワイイのに中身は“おっさん”!? しかも人間の言葉を話す名探偵ピカチュウ⚡️⚡️ pic.twitter.com/q8QOmg1uAV
またあのモフモフでかわいいポケモンたちが人間と暮らすリアルな世界観がテレビ画面で観られますね!
でも実はこの実写版映画『名探偵ピカチュウ』、日本語吹き替え版を担当した声優が「下手すぎてひどい」という酷レビューが目立っていたこと、ご存知でしたか?
今回は、日本や海外で大ヒットを記録した『名探偵ピカチュウ』の日本語吹き替え声優陣がひどいとレビューされた主な理由やその原因について詳しくチェックしてみたいと思います!
ぜひ最後まで楽しんでいってください!
映画『名探偵ピカチュウ』声優がひどい?
映画『名探偵ピカチュウ』が金曜ロードショーで10月4日21時に本編ノーカットで放送https://t.co/NU5wJ2UPty
— ファミ通.com (@famitsu) September 6, 2024
主人公ティム(声:竹内涼真)が、中身が“おっさん”のピカチュウ(声:西島秀俊)とともに行方不明の父の謎に挑む。本日9月6日の金ローでは『ベイマックス』を放送。#名探偵ピカチュウ pic.twitter.com/1R9hTWjsSg
実写映画は日本では2019年5月に公開され、全世界で4億3,300万ドルの興行収入を突破した大ヒット作となりました。
アニメやゲームで親しんできたポケモンワールドが、「人間とポケモンが共存するリアルな世界」として見事な世界観で表現されており、ビジュアル的にも大人から子供まで幅広く楽しめる作品になっています。
しかし、日本語版吹き替え版の声優陣については、SNSやレビューサイト上で低評価の酷レビューも目立っていました。
主にまとめると以下のような感想ですね↓
主なリアクションとして、メインキャストである
- ピカチュウ役の西島秀俊さん
- 主人公ティム役の竹内涼真さん
- ヒロインのルーシー役を演じた飯豊まりえさん
の吹き替えに対して「残念だった」という評価が目立っていました。
名探偵ピカチュウ劇場にまで見に行ったから、また地上波でも見てるけど、字幕版を映画館で観てた分この日本語吹き替えひどいなぁ。声優が本業じゃない人らばっかの、広告声優だからか、全くセリフが耳に入ってこねぇや
— モフ (@bonbonbon007) May 22, 2020
名探偵ピカチュウ。訳あって吹替版で見たが、ピカチュウ氏は及第点だが人間の主役2人の声優がひどい。話はポケモンらしい展開で、ポケモンたちの造形も慣れれば大丈夫。エンディングにちらちら現れる日本語は、ポケモンとともに日本文化にも興味を持ってくれている世界中のファンへのくすぐりかな
— mmy (@mmy_) May 19, 2019
もちろん映画自体のクオリティなど高評価もあったけど、なぜこんなにも吹き替え声優陣の反応が悪かったのかな??
映画『名探偵ピカチュウ』出演キャストと声優陣について
2016年に発売されたビデオゲーム『名探偵ピカチュウ』をベースに、2019年ロブ・レターマンさんが監督を務め日米合作として実写映画化された本作、主なキャスト陣をまとめました↓
映画『名探偵ピカチュウ』
監督:ロブ・レターマン
キャスト 実写版出演/日本語吹き替え版:
名探偵ピカチュウ→ライアン・レイノルズ/西島秀俊:大谷育江(ピカチュウの鳴き声)
ティム→ジャスティス・スミス/竹内涼真
ルーシー→キャスリン・ニュートン/飯豊まりえ
ヨシダ警部補→渡辺謙/渡辺謙
ハワード・クリフォード→ビル・ナイ/中博史
ロジャー・クリフォード→クリス・ギア/ 三木眞一郎
アン・ローラン博士→リタ・オラ/林原めぐみ
あらすじ:
引用元:映画公式サイト
かつてポケモンのことが大好きな少年だったティム(ジャスティス・スミス)は、ポケモンに関わる事件の捜査へ向かったきり、家に戻らなかった父親・ハリーとポケモンを、遠ざけるようになってしまった。それから年月が経ち、大人になったティムのもとにある日、ハリーと同僚だったというヨシダ警部補(渡辺謙)から電話がかかってくる。「お父さんが事故で亡くなった―」。複雑な思いを胸に残したまま、ティムは人間とポケモンが共存する街・ライムシティへと向かう。荷物を整理するため、ハリーの部屋へと向かったティムが出会ったのは、自分にしか聞こえない人間の言葉を話す、名探偵ピカチュウ(ライアン・レイノルズ)だった。かつてハリーの相棒だったという名探偵ピカチュウは、事故の衝撃で記憶を失っていたが、一つだけ確信をもっていることがあった……。「ハリーはまだ生きている」。ハリーは何故、姿を消したのか? ライムシティで起こる事件の謎とは? ふたりの新コンビが今、大事件に立ち向かう!
あの見た目の可愛らしさとモフモフ、「ピカチュウ〜」の鳴き声はそのまま、でも言葉がわかるようになった青年ティムには「渋いおっさん声」で聞こえちゃうという。笑
しかもコーヒー飲んだりお菓子好きだったり、表情やちょっとしたしぐさまでもがいちいちおっさんのそれ。笑
そんなユニークなピカチュウのおっさん声を担当したのが、
数々の映画やドラマで活躍する、俳優の西島秀俊
さんです。
今では日本を代表するような名優さんですね。
そして、お父さんに対して複雑な感情を抱きながらも、おっさんピカチュウとともに事件の謎を追っていく青年ティムを、
『下町ロケット』『テセウスの船』などの熱演も話題となった、俳優の竹内涼真
さんが担当しています。
そんなティムのことがほっとけない新米記者のヒロイン・ルーシーは、
こちらも映画やドラマで活躍中の女優・飯豊まりえ
さんが演じています。
特にピカチュウ役の西島秀俊さんには賛否が集中したようで、アニメ版ピカチュウの声優を務め本作でもピカチュウ鳴き声を担当されている、声優・大谷育江さんと比較されてしまい、辛口評価が集まったように思います。
レターマン監督が来日した際に竹内さんに惚れ込み、直々にオファーしたことで実現したんだって!
まだ本作を視聴したことがない方、もしくは過去に視聴したけど竹内さんがどこに出演していたのかわからなかったという方、ぜひ金曜ロードショー放送の際に彼を探してみてください!
『名探偵ピカチュウ』吹き替え版の声優がひどい・下手と言われる原因は
映画『名探偵ピカチュウ』吹き替え声優陣が「ひどい」「下手」と評価された理由について、SNSや映画レビューサイト上での視聴者さんのリアクションをまとめると、主に以下のような要因が関係していると思われます。
声優陣が低評価された主な要因
・大谷育江さんをはじめアニメ版でも演じている声優さんとの比較からくる技術差
・すでに役者として高い認知度と数々の作品からくるイメージが定着しているため本作キャラとの違和感
・声優としてのアフレコ経験不足
・本業の声優ではなく広告塔も含めた俳優が配役されたことによる視聴者の抵抗感
- 日米共通ピカチュウ鳴き声役の大谷育江さん
- コダック/ゼニガメ役の愛河里花子さん
- フシギダネ役の林原めぐみさん
など、本作ではアニメ版の声優さんたちがそのまま実写版ポケモンたちを演じたことも話題となりました。
本業の声優さんたちとの共演により技術比較された点も
という厳しい評価につながっているのではないかと考えられます。
まだ大人になりきれていないティムというキャラクターに、竹内くんの落ち着いた声はどうしても違和感があるってコメントも一部あったね。
ヒロイン役の飯豊まりえさんの演技がぎこちなさすぎて、ストーリーが入ってこないって声もあったよ。
西島さん、竹内さん、飯豊さんはそれぞれ俳優として朝ドラやテレビドラマ、映画など数々の作品で主要キャストを務めるほど実力ある役者さんたちです。
俳優としての演技やイメージが定着しているため、どうしても今回のような“声だけの演技”となると、声優として少し力不足と感じてしまわれる方も一定数いるのでしょう。
また、これは本作に限ったことではありませんが、海外作品の日本語吹き替え版では、作品の大々的なPR目的も兼ねてなのでしょうが、
アフレコ初挑戦の俳優さんや女優さんが起用される
ことも珍しくありませんよね。
画面上のキャラクターの個性や温度感、雰囲気のすべてを、まさに声だけで演じきるという声優特有の演技をこなしきれず、ぎこちなさやキャラの違和感が拭えなかったり、こういう配役に対して拒否感がある視聴者さんもいるでしょう。
個人的には、もともと実写版『名探偵ピカチュウ』は渋いおっさん声キャラのユニークな設定のピカチュウですし、最初こそびっくりしましたが、物語が進むにつれてそこまで違和感なく鑑賞できたように思いました。
もっと実力のある声優さんを起用してほしかった、という反応も多いようでした。
メインキャスト声優3人のアフレコ歴
西島秀俊さん:
<劇場アニメ>
・劇場版オトッペパパ・ドント・クライ(2021) – ウエスティ役
・ペンギン・ハイウェイ(2018) – アオヤマ君の父親役
・風立ちぬ(2013) – 本庄役
・夜のとばりの物語(2012) – メロンギ役
<吹き替え>
・名探偵ピカチュウ(2019) – 名探偵ピカチュウ役
・ダンボ(2019) – ホルト・ファリア役
竹内涼真さん:
<アニメ映画>
・鹿の王 ユナと約束の旅(2022) – ホッサル役
<吹き替え>
・名探偵ピカチュウ(2019) – ティム役
飯豊まりえさん:
<劇場アニメ>
・ブラッククローバー 魔法帝の剣(2023) – ミリー・マクスウェル役
・夏へのトンネル、さよならの出口(2022) – 花城あんず役
・劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>(2019) – 進藤亜衣役
<吹き替え>
・トムとジェリー(2021) – 鳩DJ、公園にいる女性役
・名探偵ピカチュウ(2019) – ルーシー役
<テレビアニメ>
・アニ×パラ〜あなたのヒーローは誰ですか〜episode11(2020) – 中村凛役
・ポケットモンスター(2019-2020) – ガルーラの子供、ミサキ役
こうしてみると、竹内さんは今回の『名探偵ピカチュウ』が声優初挑戦だったのですね。
他のふたりは、本作以外ですでに声優デビューされていました。
特に西島さんはディズニーの『ダンボ』吹き替えや、スタジオジブリ作品『風立ちぬ』でも声優出演されています。
飯豊さんも劇場版『シティハンター』や、テレビアニメシリーズでも声優のお仕事をされていますね。
一部視聴者の間では3人のアフレコ経験不足を指摘する声もあったようですが、確かに3人が本作で声優を務めた2019年当時から過去を遡ってみると、声優出演はあまり多くない、もしくは初挑戦だったため、単純に体を動かさないマイク前での演技や技術に慣れていなかった、という要因もあるのかもしれません。
吹き替え版と字幕版、どちらが良いのか
映画『名探偵ピカチュウ』金曜ロードショーでは通常通り日本語吹き替え版で放送されると思いますが、実際のところ、<吹き替え版>と<字幕版>、どちらで視聴するのがオススメなのでしょうか?
結論:
これは個人の好みだったり、視聴するにあたって何を優先したいかによると思います。
字幕版に向いている人:
- ライアン・レイノルズをはじめ、出演キャストの生声/生の演技を楽しみたい人
- もともと海外作品は字幕派という人
- ストーリーよりもまずは実写映画ならではのリアルな世界観や描写など、視覚的に楽しみたい人
英語版ピカチュウ役のライアンさんやティム役のジャスティスさん、その他ハリウッド俳優さんたちの実際の演技を含めて本編しっかり楽しみたいという方は、断然字幕版ですよね!
日本語吹き替え版に向いている人:
- 吹き替え俳優陣の声を聞きたい人
- 字幕を追うことなく、画面に集中しながらストーリーを理解したい人
- アニメ版も担当している声優さんたちの演技を楽しみたいという人
- 字幕を追うことにストレスを感じる
- 音声でセリフを聞きながら、画面上で何がおきているのか集中して観たい
という方は、もちろん日本語吹き替え版の方がいいでしょうね。
ビジュアル的にも、ポケモンのリアルな質感や街中のポケモンに関連する細かい描写なども溢れているので、それらに集中したいという方も、おそらく日本語版の方が観やすいのではないでしょうか。
個人的には、このような海外作品はオリジナルの臨場感と日本語吹き替え版の両方を見比べて楽しみたい派です。笑
まだ字幕版しか見ていないという方は、今回の金曜ロードショーで吹き替え版ではどのように表現されているのかじっくり鑑賞するのもいいと思います!
映画版続編はあるの?
【本編ノーカット】ハリウッド実写映画『名探偵ピカチュウ』、金曜ロードショーで10月4日放送!https://t.co/tkZJhLr9ib
— ライブドアニュース (@livedoornews) September 5, 2024
青年ティムが"おっさんの声"を持つピカチュウと共に、行方不明の父親に関する事件の謎に挑む物語。声の出演は、名探偵ピカチュウ役が西島秀俊、青年ティム役が竹内涼真。 pic.twitter.com/XOY5xIW8pa
映画『名探偵ピカチュウ』今後の続編は発表されているのでしょうか?
というのも、続編映画の企画についてはもともと2019年の公開前から計画自体はされていた模様。
2023年3月には、ピカチュウ役を務めたライアン・レイノルズが何らかの役割で続投する可能性が高いことや、脚本・監督ともに交渉中であるということも伝えられていました。
しかしその後、2023年5月にハリウッドでストライキが発生し、一部を除くハリウッドの全作品制作が一時的に停止せざるを得ない状況に陥りました。
『名探偵ピカチュウ』も同様に少なくとも5ヶ月間はこの影響で企画が一時停止されていたと予想します。
そのため、現時点で続編制作の再始動に関する進捗は何も発表されていない状態です。
これだけ大ヒットした実写版映画だから、ぜひ続編も制作してほしいな!
まとめ|映画『名探偵ピカチュウ』声優がひどい?下手と言われる原因は
・映画『名探偵ピカチュウ』日本語吹き替え版声優は西島秀俊さん、竹内涼真さん、飯豊まりえさん
・映画『名探偵ピカチュウ』声優がひどい/下手という理由について
・本業声優陣との技術差やキャラとのアンマッチが目立った
・字幕版と吹き替え版は個人の好みによる
・映画『名探偵ピカチュウ』続編公開は正式発表まだなし
いかがでしたか?
普段は顔や体など全身を使って演じる役者さんのアフレコだからこそどうしても違和感がある、イメージが合わない、などの反応は吹き替え版あるあるですよね。
個人的には、全体を通してポケモンたちの個性や実写版ならではのビジュアルや世界観を楽しめたし、吹き替え版でもそこまで違和感なく楽しめたと感じました。
いずれにしろ、本作は子供から大人まで家族で視覚的にも物語的にも十分楽しめる実写版映画だと思いますので、ぜひ金曜日の夜は家族みんなで観ていただければと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。