2025年4月5日からNHKで放送中の新作アニメ『アン・シャーリー』が、早くも話題沸騰中です。
しかし、『赤毛のアン』を原作としているものの、「原作と違いすぎる!」とSNSで炎上している様子。
『赤毛のアン』といえば、L・M・モンゴメリの名作で、100年以上にわたり世界中で愛される物語。
今回の新作アニメ版では、“原作との違い”がありすぎて原作リスペクトに欠けると、一部ファンからの指摘が波紋を広げているようです。
この記事では、『アン・シャーリー』が赤毛のアン原作とどう違うのか、炎上の原因となった相違点や、ネット上の反応をわかりやすくまとめます。

最後まで楽しんでいってくださいね!
赤毛のアン新作アニメ『アン・シャーリー』が炎上か?
NHKの新作アニメ『アン・シャーリー』は、放送初回(2025年4月5日)からSNSで炎上や議論を巻き起こしています。
『赤毛のアン』を原作としている今回の新作アニメ。



なぜこんなに炎上しているの?
その理由は原作とアニメのキャラ設定や細かい描写などが「大いに異なる」点にあります。
制作側は「令和の視点での再解釈」を掲げていますが、それが裏目に出てしまったのでしょうか?



具体的な炎上内容を見ていこう!
アン・シャーリー(赤毛のアン)は原作とどう違う?炎上内容まとめ!


アニメ『アン・シャーリー』と原作『赤毛のアン』での以下の違いが、炎上の火種となっています。
- カバンの設定
- ピンクの服
- ダイアナの目の色
- ギルバートの赤毛
- テーマが軽い印象?
- キャラクターやエピソードの相違
カバンの設定
「アン・シャーリー」校閲を希望①アンのカバン
— 松本侑子❣初の全文訳『赤毛のアン』文春文庫、新刊『赤毛のアン論 八つの扉』文春新書 (@officeyuko) April 5, 2025
○絨毯地のカバン
×革の四角いトランク(高価で重く小さな孤児には持てない)
原文a shabby,old-fashioned carpet-bag
(みすぼらしくて古風な絨毯地の旅行カバン)
村岡訳 みすぼらしい古ぼけた手さげカバン https://t.co/A2YdGch7Tw
アンが持っているカバンの種類や、駅で座っている時の姿勢や表情などが違いすぎと指摘がありました。
特に、原作のアンの性格や内面の真の強さを表す場面でもあるだけに、相違点が目立ってしまったのかもしれませんね。
ピンクの服
「アン・シャーリー」校閲を希望②アンはピンクの服を着ません。 村岡訳「赤い髪をした者はたとえ想像でもピンクのものは着られないのよ」Redheaded people can’t wear pink, not even in imagination.
引用元:X
原作では、赤毛のアンが「ピンクは着られない」と語るほど、髪の色と服の関係に敏感です。
しかし、アニメではアンが明るいピンクの服を着て登場。
これが「原作の精神を無視してる」と問題に。
ダイアナの目の色
「アン・シャーリー」校閲を希望③ダイアナの目は青ではなく黒
— 松本侑子❣初の全文訳『赤毛のアン』文春文庫、新刊『赤毛のアン論 八つの扉』文春新書 (@officeyuko) April 5, 2025
村岡訳「目は黒いし、顔はばら色だよ」
原文She has black eyes and hair and rosy cheeks.
黒い目と髪で、ばら色のほっぺだよ
『赤毛のアン』を読むと、ダイアナは北アイルランド系。「ブラック・アイリッシュ」で黒髪に黒い瞳です。 https://t.co/AvpnWYNvzH
原作のダイアナは「黒い目」が特徴的な女の子ですが、アニメではなぜか青い目に変更。
キャラクターの人種や個性が異なるとして、ファンの間で議論が過熱しています。
ギルバートの赤毛
あとギルバートの髪色も結構赤いのも気になる。赤毛をにんじんってからかう立場なのにお前もやんw https://t.co/oEEpeMM4n9 pic.twitter.com/0LqdCqup3q
— 海野螢 最新単行本『夜ノ七不思議』発売中! (@Ocean_Firefly) April 5, 2025
原作ではギルバートがアンの赤毛を「ニンジン」とからかうシーンが有名ですが、アニメではギルバート自身が赤毛に。
このキャラ改変も「物語の前提を壊してる」と批判の意見があります。
テーマが軽い印象?
『赤毛のアン』の深いテーマでもあるのが「赤毛などの外見への偏見」や「孤児の苦悩」、ここから主人公や登場人物たちの自立と成長と共に描かれる「個性や異なる価値観の尊重」。
一方で、新作アニメ『アン・シャーリー』ではどちらかというと「明るい田園物語」で主人公も明るいはつらつとした印象に。
アンの個性やキャラクターが「崩れている」「原作の深みが消えた」という意見が挙がっています。
キャラクターやエピソードの相違
主人公アンの想像力が単なる「お転婆」に寄ったり、友情や対立のエピソードが異なる形で描かれたり。
これも「原作と別物」と感じる要因となっているようです。



これらの相違点が「原作と違う!」と指摘され、炎上内容の中心になっているみたいだね
アン・シャーリー(赤毛のアン)ネットの反応まとめ!


今回の『アン・シャーリー』が原作『赤毛のアン』と異なる設定や描写で描かれて炎上している件で、ネットの反応は賛否両論飛び交っています。
ネットやSNSでは、原作との違いに対する意見が大きく分かれている印象です。
批判的な意見
原作の魂が抜けて
ピンクの服とかありえないし、アンのキャラクターや個性もなくなってる・・
制作陣は原作を読んでないのでは?解釈が違いすぎて原作とは全くの別物
擁護派の意見
令和の多様な時代に合わせた作品ということでは?
普通にアニメとして楽しめるしビジュアルも綺麗
中立派の意見
まだ始まったばかりだからなんとも言えない
原作とは別物として観れば普通にテレビアニメとして楽しめる
ネットの反応としては、否定的な意見が優勢のようです。
一方で、原作を知らない層には全くの新作アニメとして楽しめると好評な意見や、冷静に今後のアニメの展開を見ていきたいという中立派の意見もありました。
原作と知る人と知らない人など、視聴者層で反応が異なるのかもしれませんね。
アンシャーリー作った人達原作読んだことあるのかな
— つねぴ (@tsuneppe) April 6, 2025
アンシャーリー見た。今の子供が見るならあの元気な感じも有りなのかな…と。ただ、目や髪の色とか鞄の件は合わせて欲しかったかな。名劇版アンの感情爆発(花びらの中でクルクル回る)等の表現は贅沢だと思う。 #アンシャーリー #なんかプリキュアみたいに思った #子供が楽しめば良い
— kanabun10g (@kanabun10g) April 7, 2025
アンシャーリー賛否両論だな 原作のキーポイントをかっ飛ばした表現が気になるのも読者としてわかるし、そのキーを台詞に採用するからにはわかってやってて「今、アンを子供に届ける」に当たって事実差別用語バシバシの原作をポリコレ寄りに、テーマ人類愛な令和にやさしい表現で描き直すのもわかる
— 童嬢(はるか祭り) (@yubisakifantasy) April 7, 2025
NHKアニメのアンシャーリーの件、
— まるもち (@Mongaa3) April 6, 2025
キャラの性格、見た目、物語上の事実をチグハグにしてるのは、それは原作ではなく原案になるのでは?
原作リスペクトとは。
ファンが批判して炎上ってなってるけど、それはそうでは?
違う作品になってしまうじゃない。
アンシャーリー。聞けば聞くほど原作を読み込まずに受けだけのよい萌アニメ推しアニメを作ろうとしてるようにしか聞こえないな。
— ぼん (@bon_clan) April 6, 2025
必要なのはあの時代とあの時代を生きる苦労を書き切ることで得られる理解そして共感…結果アンを苦手とされる事も辞さない(実際古い男性には受け入れ難い)覚悟では
まとめ
今回は、新作アニメ『アン・シャーリー(赤毛のアン)』は原作とどう違うのか、炎上内容やネットの反応をまとめました。
制作陣としては「現代的な再解釈」を意図しており、アンの成長物語を「家族」「友情」「ロマンス」のテーマで再構築したとのこと。
ですが、この令和的なアプローチが原作ファンからは受け入れられず、賛否両論飛び交う炎上となったようです。
とはいえ、アニメはまだ始まったばかりですので、今後の物語の展開を見守りたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。