2024年12月、今年もインフルエンザが流行しています。
今年は温暖気候や旅行者増加などの影響から例年よりも早い流行となっているようです。
加えて「新型コロナウイルス」や「マイコプラズマ肺炎」との重複感染も懸念されています。
今年のインフルって熱出ないケースもあるって本当?
咳がひどかったって話も聞くよ・・・!
2024年のインフルエンザ症状にはどのような特徴があるのか、またコロナやプラズマ肺炎などとの症状の見分け方など役立つ情報を調べてみました。
- インフルエンザの症状・潜伏期間
- インフルエンザ2024は「熱でない」「咳がひどい」ケースも?
- 他の感染との見分け方
- インフルエンザ2024予防対策
インフルエンザの症状
一般的な症状
インフルエンザに感染すると、一般的には次のような症状が現れる人が多いと言われています。
- 38℃以上の高熱
- 咳
- くしゃみ、鼻水、鼻詰まり
- 喉の痛み
- 頭痛
- 関節痛/体の痛み
- 倦怠感
- 消化器症状(胃もたれ・吐き気)
インフルエンザは一般的に、
- 突然の38℃以上の高熱や体のだるさ、関節痛、食欲不振など「全身症状」が強く現れ、
- 少し遅れて咳やのどの痛み、鼻水などの「呼吸器症状」症状
- さらに、人によっては腰痛、胃もたれ、吐き気などの「消化器症状」症状
を訴える場合が多く、風邪でよくある初期症状を感じる間もなくインフルエンザにかかってしまうというケースが多いです。
加えて、インフルエンザは上気道感染が中心となるため、急激な咳や鼻水、喉の痛み、体全体の倦怠感(だるさ)、頭痛などの症状が急激に現れやすい傾向にあります。
潜伏期間
通常は約1~3日の潜伏期間の後にインフルエンザを発症し、発症後2〜3日が症状のピークになります。
発症してから症状が続く期間は大体5〜7日前後と言われておりますが、治療薬を使用しているかどうかによっても変わります。
治療薬を使うことで症状が出る期間が短くなり「早く治った」という人が多いね
インフルエンザ2024の症状は熱出ないって本当?咳がひどいケースも
厚生労働省によれば、2024年は1年を通して大流行した2023年を除けば、2009年に次いで2番目に早く流行しているようです。
冬はどうしても寒さによる免疫力や代謝機能低下がしやすくなる時期だもんね
「熱が出ない」ケースが増加傾向
そんな2024年インフルエンザの特徴として「熱が出ない」ケースが増えているようです。
いわゆる“隠れインフル”の状態だね
インフルエンザがただ付着していて発症していないという場合もあるんですけど、例えば倦怠感やちょっとしたのどのイガイガなどがあって、念のため病院に来て調べたらインフルエンザというケースもありました。
引用元:TBS NEWS DIG
インフルエンザは一般的にワクチンを打った後はあまり高熱が出なかったり、症状が軽く済むことは知られていますけど、昨年の強い感染で得た免疫力がいわば自然免疫状態で残っていて、あまり症状が顕在化しない患者さんもいます。
2023年の大流行時に感染し、まだ体に免疫力が残っていて「熱なし」「軽症」となる場合もあります。
高熱がなく、症状も乏しいため、ただの風邪と思い込んでいて病院受診や検査が遅れるというケースも。
知らないまま他の人にうつしてしまう危険性もあるので、少しでも前述の症状が当てはまるようなら、まずは病院でしっかり検査してもらいましょう!
咳がひどいケースも
もう一つの特徴として、例年の症状と比べて咳・くしゃみ・鼻水などの呼吸器症状を訴える人が多いとのこと。
しばしば「咳がひどくて夜も寝つけないくらい」ほど、ひどい症状を訴える人も出ています。
ただし、インフルエンザの場合は他の症状も発症するので、あまりにも「咳だけ」症状がひどい場合は肺炎やマイコプラズマなど他の病気や感染の疑いもあります。
高熱や関節痛などはないが、「咳やくしゃみが続く」「だるさ・倦怠感がある」という場合でも、念の為、早いうちに病院で検査してもらうことをお勧めします。
コロナやマイコプラズマ感染との見分け方
今年のインフルエンザと合わせて、専門家が注意喚起しているのが
「新型コロナ」や「マイコプラズマ肺炎」とのトリプルデミック
のリスクです。
あくまで可能性です。
引用元:TBS NEWS DIG
ただ新型コロナが世に出てきてから初めてマイコプラズマの大流行を我々は経験していて、未知の世界なんですよね。
特に注意しなければいけないのは、妊婦さんです。耐性菌で、妊婦さんでも使えるような抗生物質が見当たらないケースがあるんです。
妊婦さん、授乳婦さん、小さいお子さん、あとは基礎疾患を持つ人、高齢者は十分な注意が必要です。
さらに二重感染や三重感染ということになれば症状が重くなることは容易に想像できますので、できる感染対策をしていくことが必要だと思います。
インフルエンザと、新型コロナやマイコプラズマ感染との区別参考例として、次のことがあげられます。
①発熱
特筆すべきは発熱の確率の高さ。
インフルエンザ治療を行う各病院のデータにおいても、全体的に
インフルエンザの方がコロナよりも発熱をきたしやすい
といえるようです。
特に38度~39度の高熱が出るケースが一番多く、ついで37度後半まで発熱があがる例。
したがって、インフルエンザはコロナよりも高確率で38度以上の発熱が出る、というのがひとつの判断材料となります。
もちろん、これが絶対ということではないよ!
②味覚・嗅覚障害
加えて、インフルエンザの症状で味覚や嗅覚障害を訴える人は、ほぼいないようです。
つまり、これらの症状が出ている場合は、コロナや他の疾患の疑いが高いと言えます。
この場合も、まずは病院受診をしてしっかり早期検査されるのがベストですね。
③咳や痰
「咳」症状が目立つのは今年のインフルエンザの特徴のひとつでもあります。
ただし、インフルエンザの場合は、ほとんどが前述にあげたような発熱や関節痛、喉の痛みなど他の症状も発症します。
そのため、インフルエンザで咳は訴えやすい症状のひとつですが、「他の症状がどれだけあるか」が判断材料のひとつとなります。
万が一「咳だけ」やたら続く・ひどいという場合、肺炎やマイコプラズマ肺炎などの疑いも出てくるので、早めに医療機関で検査するのが良いでしょう。
インフルエンザの予防対策
インフルエンザにならないために、次の基本的な予防対策が有効とされています。
- 外出後は石鹸で手洗い
- マスク着用(咳エチケット)
- 加湿器を使用するなどして、室内で適度な湿度を保つ
- 2時間に1回程度の喚起
- インフルエンザワクチン予防接種
- 十分な睡眠とバランスの取れた食事を心がける
コロナ対策でも重視されていた手洗いやマスク着用はインフルエンザ対策としても有効です。
特に外出時はマスク着用を徹底して、帰宅後や調理前後はしっかり手洗いをしましょう。
ワクチン接種は、大人の場合打ってから2週間後には効果期待できるということなので、今からでも打っておいたようが良いとされています。
まとめ
今回は、2024年も流行しているインフルエンザの特徴や潜伏期間、他の感染との見分け方、予防対策についてまとめました。
年明け2025年1月・2月も寒い時期はまだまだインフルエンザ対策が重要視されます。
今年は特に「熱が出ない」という“隠れインフル”が増加傾向にあり、また「咳がひどい」ケースも目立っているようです。
また、新型コロナやマイコプラズマ感染のリスクもあるので、
- 手洗い
- マスク着用
- 室内での湿度維持と喚起の徹底
など、基本的な予防策が有効とされています。
例え病状が乏しくても、インフルエンザの症状が少しでも当てはまるようであれば、速やかに医療機関で検査してもらいましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。