今、多様性を描く力において注目を集めている小説家・王谷晶(おうたに あきら)さん。
王谷晶さんの推理小説『ババヤガの夜』が英国推理作家協会賞「ダガー賞」を獲得し、日本人作家として初の歴史的快挙に絶賛の声が続出!
そんな今注目が集まっている王谷晶さんとは何者なのか?

ゲームシナリオライターという過去もある、異色の小説家さんなんだとか?
本記事では、王谷晶さんのこれまでの経歴、学歴から代表的な人気作品までを徹底的に深掘りします!
王谷晶は何者?プロフィール紹介
生年:1981年
出身:東京都
職業:小説家・エッセイスト
活動開始:2012年(ノベライズ作品でデビュー)
特徴:現代社会や女性、LGBTQ、家族、孤独など多様なテーマをリアルかつユーモラスに描く作風で知られる
王谷晶(おうたに あきら)さんは1981年生まれで東京都出身。



年齢は非公開とされているよ
王谷晶さんはレズビアン(同性愛者)であることを公表しています。
2012年に「猛獣使いと王子様」のノベライズ作品で作家デビューして以来、ジャンルを超えて多くの作品を世に送り出してきました。
現代社会のリアル、孤独、女性の生き方、LGBTQといったテーマに真正面から向き合い、読者の共感を呼び続けている小説家です。
2025年7月4日、王谷晶さんの推理小説『ババヤガの夜』が世界的に権威のあるミステリー文学賞である「ダガー賞」を受賞。



日本人作家として初の快挙に、ネットやSNSでは賞賛の声が続出していたよ!
王谷晶の経歴まとめ|小説家としての歩み


幼少期から本好きで、学齢期前から読書に没頭していたという王谷晶さん。
中高時代では推理小説やBL、クィア文学に傾倒。



11・12歳の頃から本格的なオタクになって、国内や海外の読書を読み漁ったらしいよ
20代は自身で「バカの季節」と呼ぶほど、鬱やアルコール依存の時期を過ごしていました。
とても本を読める精神状態ではなく、一時期フィンクションアレルギーにもなり、映画やドキュメンタリー作品ばかりを観るように・・・



焼酎「大五郎」のペットボトル(4リットル)を週1本あけて、酒と一緒に鬱の処方薬をガバガバ飲んでたんだって
その後、なんとか日々の生活環境を整え(掃除をこまめに行うなど)、アルコール依存生活から脱出。
「このままの生活ではいけない」と危機感を感じた王谷晶さんは、知り合いの編集者に直接営業をかけ、
- 電子書籍
- ゲームシナリオ
などの仕事を通じて徐々に業界人脈を広げ、念願の作家デビューに至ります。
王谷晶の学歴情報について
王谷晶さんの出身高校や大学などの学歴に関する詳細は非公開とされており、具体的な情報は明かされていません。
高校卒業後は、東京のデザイン系の専門学校に進学したと王谷さん自身が語っています。
過去のインタビューや取材から、幼少期から本に囲まれた環境で育ち、学生時代もさまざまなジャンルの読書に没頭していたということが明らかになっています↓
うちは両親が若い頃、書店をやっていたんです。当時はISBNもないですし、書店を辞めた後は在庫をそのまま持って引っ越したらしいです。なので、家の納戸に小さな書店ほどの在庫がありました。ほとんどが大人向けの本ですけれど。うちの親は共働きで、私はひとりっこだったので本だけ与えられてほっとかれていました。なので、本に囲まれていました。
引用元:好書好日
小学校は周りとうまく馴染めず、半分以上行かず不登校だったそう↓
そういう家の子だったし他所から来た子だったのでめちゃめちゃ浮いて、学校では速攻でハブられました。なので小学校は半分以上行っていないんです。登校拒否したら親も「別にいいよ」と言って、家でずっと本を読んでいました。今は地方にもフリースクールなどがあるんでしょうけれど、当時は田舎にそういうものがなかったんです。特に勉強をした記憶がないので、いまだに書けない漢字がたくさんあります。
引用元:好書好日
幼少期からの読書で得た多様な知的好奇心、知識、感性で培われた文体は、学歴以上に彼女の背景を物語っていますね。
王谷晶の人気作品まとめ



重くなりがちなテーマを明るくもリアルに描き、読者に「そのままの自分でいていい」と語りかける作品世界が魅力!
- 『他人屋のゆうれい』(2025年)
- 『ババヤガの夜』(2020年)
- 『完璧じゃない、あたしたち』(2018年)
- 『探偵小説(ミステリー)には向かない探偵』(2016年)
- 『40歳だけど大人になりたい』(2023年)
- 『どうせカラダが目当てでしょ』(2019年)
まとめ
今回は王谷晶さんが何者なのか、プロフィールや経歴・学歴・人気作品情報をお送りしました。
元ゲームシナリオライターという経歴も持っています。
幼少期から多様なジャンルの作品世界に没頭し、鬱やアルコール依存という困難な時期を乗り越え、ゲームシナリオから小説、エッセイへと活躍の場を広げてきた王谷晶さん。
2025年のダガー賞受賞という快挙を経て、今後、さらに国際的な評価が高まることは間違いありませんね。