べらぼう花の井(五代目瀬川)どうなる?モデルとなった遊女の生涯まとめ

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    べらぼう花の井(五代目瀬川)どうなる?モデルとなった遊女の生涯まとめ
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    NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』に登場する花魁・花の井(五代目瀬川)は、実在のモデルがいたとされる遊女です。

    悲運な最後を向かえたともされる遊女ですが、大河ドラマ『べらぼう』ではどのように展開されていくのか?

    気になりますよね?

    今回は、モデルとされる花魁・五代目瀬川の生涯や史実をもとに、ドラマ『べらぼう』の花の井(五代目瀬川)はどのなるのか?考察していきたいと思います。

    この記事でわかること
    • べらぼう花の井(五代目瀬川)は実在した遊女
    • べらぼう花の井(五代目瀬川)モデルとなった遊女の生涯
    • ドラマ『べらぼう』の花の井(五代目瀬川)はどうなる?
    あずき

    最後まで楽しんでいってくださいね!

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    目次

    べらぼう花の井(五代目瀬川)は実在した遊女

    べらぼう花の井(五代目瀬川)は実在した遊女
    引用元:美術展ナビ

    大河ドラマ『べらぼう』に登場する花の井(五代目瀬川)は、親に売られ、吉原の老舗女郎屋「松葉屋」に引き取られ、そこで遊女としての芸を磨き成長します。

    主人公・蔦重とは幼少期より吉原で育った幼なじみ

    放送第7回では、蔦重を応援し自らも「吉原を良くしていきたい」と願う強い意思から、代々受け継がれてきた“五代目瀬川”の名を襲名しました。

    あずき

    この花の井はかっこいい!と話題になっていたね

    そんな美しくてかっこいい花の井ですが、彼女は実在した遊女がモデルとなっていると言われています。

    それが、吉原に実在した伝説の花魁「五代目瀬川」です。

    瀬川とは?

    「瀬川」は吉原でもトップクラスの老舗妓楼「松葉屋」を代表するスター花魁で、松葉屋では「瀬川」を名乗る花魁は享保(1716〜1736)から天明(1781〜1789)まで9人いたとされている。

    ドラマ『べらぼう』の花の井(後の五代目瀬川)はこの中の5代目の人物だね

    実在した五代目瀬川は、教養が深く和歌や書道にも秀でていたとされ、その名声は洒落本や戯作といった当時の文学作品にも多く登場するほどでした。

    どんな生涯を送った遊女なんだろう?


    大河ドラマ『べらぼう』の花の井について、こちらの記事にもまとめています↓

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    べらぼう花の井(五代目瀬川)どうなる?モデルとなった遊女の生涯まとめ

    『べらぼう』の花の井(五代目瀬川)のモデルとなった花魁・五代目瀬川はどんな生涯を送ったの?

    この時代の遊女たちは、27歳前後で年季明けを迎えると、晴れて自由の身になれました。

    そうはいっても、体を酷使したり性病などの理由から、年季明けを迎える前に死んでしまう遊女も多くいました。

    また、遊女や吉原以外の生活を知らないため、そのまま吉原に戻ってくる遊女も多かったとか。

    そんな過酷な環境だったなか、モデルとなった五代目瀬川はどのような生涯を送ったのか、史実をもとにまとめました。

    1400両で身請け

    安永4年(1775年)、五代目瀬川は、富豪・鳥山検校によって1400両という破格の金額で身請けされた。

    検校とは?

    「検校」とは名前ではなく、室町時代以降の「盲人の中での最高の位」を表す呼び名であり、鳥山検校は「当道座(とうどうざ)」と呼ばれる、男性盲人の自治組織のトップだった人物。

    当時、それほど位が高くない遊女の場合は、約40両ほど(200万円相当)の身請け金でした。

    対して、検校が五代目瀬川の身請けに支払った金額はなんと1400両(現在で約1億4千万円相当)

    比較するとどれだけの破格金額だったか一目瞭然だね

    ここまでの巨額金となった背景には、松葉屋に支払う身請け金のほか、

    • 年季の推定収入
    • 送別の宴費用
    • 妹分の遊女や奉公人などへの祝儀

    など、さまざまな経緯がかかったためだったそうです。

    「松葉屋」はこれによって莫大な財をなすことになりました。

    鳥山検校との結婚生活

    1400両という、当時の大名の年収にも匹敵するほどの金額で身請けされた五代目瀬川。

    あずき

    それだけ、鳥山検校は彼女に惚れ込んだということなのかな・・

    鳥山検校は、当時の吉原でもトップクラスのパトロンの1人であり、多くの花魁の支援者だった人物

    五代目瀬川はそんな鳥山検校のもとに身請けされ、彼のもとで生活します。

    その結婚生活が幸せだったのかどうかは、定かではありません。

    しかし、その結婚生活も長くは続きませんでした。

    検校、幕府から財産没収され江戸から追放

    検校は、当道座の様々な事業展開や高利貸し業を営み(相当厳しい取り立てを行なっていた)、それらによって莫大な財力を持っていました。

    しかし、その検校の苛烈で非道な取り立てを行う悪徳高利貸し一派のトップとして、江戸幕府は鳥山検校の財産を没収し、江戸から追放してしまいます。

    1778年、瀬川を身請けしてからわずか3年後の出来事でした。

    悲運の最後?

    鳥山検校が追放され、瀬川がその後どのような人生を歩んだかについては諸説あり、定かではありません

    検校のもとを離れ御家人の妻になった、または大工の妻になった、などいろいろな説があるようです。

    その後、彼女がどのような最期を迎えたのかについては、詳しい記録が残されていません。

    これだけ伝説的に有名な花魁だったのに、その後の行く末が明らかになっていないのは不思議だね・・

    類まれな美貌と才能、教養を併せ持った吉原きっての名妓として名を馳せた五代目瀬川。

    その人生の最後は明らかにされていませんが、ドラマ『べらぼう』の花の井(五代目瀬川)は、どうなるのでしょうか?

    今後の展開が気になりますね。

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    ドラマ『べらぼう』の花の井(五代目瀬川)はどうなる?

    ドラマ『べらぼう』の花の井(五代目瀬川)はどうなる?
    引用元:美術展ナビ

    吉原屈指の花魁となる花の井(五代目瀬川)ですが、ドラマ『べらぼう』ではどうなるのでしょうか?

    花の井(五代目瀬川)と蔦重

    ドラマ『べらぼう』では、蔦重と花の井(五代目瀬川)は幼馴染でお互いを信頼し大切に思っている仲。

    物語の中では、2人ともお互いに想いを寄せているようにもみえますね。

    しかし2人が住む世界は吉原。

    看板遊女である花の井には「自由な恋愛」は許されません

    ふたりの関係も周囲に隠されます。

    やがて花の井は、鳥山検校に身請けされることになります。

    ここでは2人の恋は成就することはないんだね・・

    『女重宝記』を送る蔦重

    「花の井(五代目瀬川)には幸せな人生を送ってほしい」と願う蔦重は、彼女に『女重宝記』なるものを渡します。

    いずれは名のある武家や商家に身請けされて幸せになってほしい。

    そのために、ここに記してある教養など必要な知識を身につけるべき、という思いからでした。

    あずき

    2人の本当の想いがわかるからこそ、切ない・・・!

    身請け後

    鳥山検校によって破格の金額で身請けされた花の井(五代目瀬川)。

    NHK公式サイトによると、その心までは完全に自分のものとすることはできず、常に蔦重の存在を感じてしまう・・・という展開なのだそう。

    身請け後、鳥山検校が最終的に江戸を追放される出来事まで史実と基づいて描かれるそうですが、その後、瀬川と蔦重の恋はどのように描かれていくのでしょうか?

    最終的にどんな結末を迎えるのかが注目されますね!

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    まとめ

    今回は大河ドラマ『べらぼう』の花の井(五代目瀬川)がどうなるのか?

    実在しドラマのモデルとなった遊女の生涯と合わせてお送りしました。

    吉原随一の花魁・五代目瀬川は1400両という破格の金額で身請けされたことが有名になりました。

    しかし、実際の瀬川はその後、どのような人生を送り最後を迎えたのかは定かではなく、謎も多く残っている人物でもあります。

    ドラマでは主人公・蔦重とお互いに思い合っていることが垣間見える花の井(五代目瀬川)ですが、ドラマ版でも史実と同じく鳥山検校へ身請けされることになります。

    その後、蔦重と花の井(五代目瀬川)の恋はどのように展開していくのか?

    今後の物語の展開にも注目が集まっています。

    最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


    大河ドラマ『べらぼう』主演の横浜流星さんが演技が上手いと評価される理由について、次の記事にまとめています↓

    同じく大河ドラマ『べらぼう』出演している小芝風花さんの花魁役について、次の記事にまとめています↓

    大河ドラマ『べらぼう』の唐丸の将来予想について、次の記事にまとめています↓

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