大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第4回が放送され、初回より登場している謎の少年・唐丸の将来の姿について話題になっています。
第4回では、主人公・蔦重のピンチを救う場面が描かれており、この物語の大きな「伏線」とも取れるシーンから、視聴者の間では少年絵師・唐丸の正体について予想する声が続出。
その中でも有力な説が、今でも存在の多くが謎である歴史上の有名絵師・東洲斎写楽です。
そこで今回は、『べらぼう』の少年・唐丸の将来について有力説と言われる予想を調べていきたいと思います!
- べらぼう唐丸について
- べらぼう唐丸の将来は写楽説が有力か
- べらぼう唐丸が喜多川歌麿という説も
最後まで楽しんでいってくださいね!
大河べらぼうの唐丸について(一部ネタバレあり)
第4回「『雛形若菜』の甘い罠(わな)」、本日もご覧いただきありがた山のトンビ烏でした!
— 大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」日曜夜8時 (@berabou_nhk) January 26, 2025
「耕書堂」の名を手にし、喜びをかみしめたのも束の間、蔦重は…。
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大河ドラマ『べらぼう』に登場する謎多き少年・唐丸。
物語の初回、明和9年に江戸を襲った火災「明和の大火」で、主人公・蔦屋重三郎が助けたのがこの唐丸です。
この火事で両親とはぐれてしまい記憶も失っているようで、出自不明だね
身元不明で自分の名前もわからなかったことから、蔦重が自身の幼名「唐丸(からまる)」と名付け、世話をすることになります。
第4回「『雛(ひな)形若菜』の甘い罠」放送では、蔦重が西村屋の計らいで礒田湖龍斎(いそだ・こりゅうさい)に描いてもらった下絵に、花瓶をひっくり返してしまい水浸しの大惨事に。
そんな大ピンチを救ったのが、唐丸でした。
唐丸は
蔦重、試しにおいらに直させてもらってもいい?
と思わぬ提案をします。
半信半疑の蔦重でしたが、なんと唐丸は、スラスラと湖龍斎を真似て見事な画力で下絵を完成させます!
そんな予想外の唐丸の画才を目の当たりにし、蔦重は
お前はどんでもねぇ絵師になる!いや、俺が当代一の絵師にしてやる!
と半ば興奮気味に熱く語る場面が描かれていました。
このシーンにより、唐丸の正体が蔦重のプロデュースした有名絵師の1人なのではないか、と視聴者の間で話題になり、様々な予想が繰り広げられました。
突然姿を消す唐丸
しかし、これまでの唐丸のちょっとした言動から「本当に記憶を失っているのか?」と度々疑問を抱くことがあった蔦重。
そんなある日、唐丸は店の銭箱と共に忽然と姿を消してしまいます。
実は次回第5回で唐丸は突然蔦重の前からいなくなり、物語から退場してしまいます。
その後唐丸が再登場し、将来驚きの人物になるという展開になるようなのですが、果たしてその人物とは!?
現時点で有力視されている予想を紹介するよ
べらぼう唐丸の将来は写楽説が有力?少年絵師の正体を徹底予想!
大河ドラマ『べらぼう』は、日本歴史・美術史に名を残す偉大な絵師たち(喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴、東洲斎写楽など)を世に送り出した“江戸のメディア王”蔦屋重三郎の人生を描く物語。
今回明かされた唐丸の絵師としての才能、そして物語で描かれている唐丸の背景や人物像から、
唐丸=将来の東洲斎写楽
ではないかという説が、今のところ有力と言われています。
東洲斎写楽とは
東洲斎写楽は、歌舞伎役者を描いた浮世絵『大首絵』が有名です。
目、鼻、口の形など、役者の特徴をデフォルメ化し誇張して描くという大胆でユニークな描き方が、彼の最大の特徴でもあります。
この描写スタイルは、当時の常識を覆すような、全く新しい描き方だと言われているよ!
東洲斎写楽は1794年にデビューしますが、たったの10ヶ月で活動終了。
突然表舞台から姿を消しているため、本名や出自などの一切が不明とされている謎多き天才絵師と語られています。
唐丸が将来の写楽ではないかと予想される理由において、主に次の点が考えられます。
唐丸の出自
唐丸の正体が、将来の有名絵師「東洲斎写楽」説が有力である大きなポイントとして、物語で描かれている唐丸の出自が不明である点です。
唐丸は火事の際に家族とはぐれてしまったとされており、記憶も失っていることから身元不明とされています。
この唐丸の背景が、同じく出自不明で本名など全てが謎の存在とされている東洲斎写楽と重なることから、写楽説が浮上しています。
唐丸の年齢
もう一点、唐丸と蔦重の年齢差です。
1772年時点で蔦重は23歳とされており、唐丸の実年齢こそ不明ですが、見たところ蔦重一回り小さいくらいの年齢ではないかと思われます。
蔦重と関わりの深い謎の絵師・東洲斎写楽は1794年、蔦重45歳のときにデビューしています。
唐丸が将来の写楽だと仮定した場合、現在の年齢から考えると、大体30代前半頃にデビューしたと考えられます。
現時点の物語で描かれている唐丸と蔦重の年齢差から見ても、違和感なく自然な感じもしますね。
べらぼう唐丸の正体が喜多川歌麿説も浮上
一方で、視聴者の間では唐丸の正体が「喜多川歌麿」ではないかという説も浮上しています。
その根拠の一つとして、キャスト発表にあります。
実は、天才絵師・喜多川歌麿は、俳優の染谷将太さんが演じることが当初から発表されていました。
こちらも写楽同様に、その存在自体に謎が多く諸説あるようなミステリアスな絵師でもありますね。
対して東洲斎写楽のキャストは現時点で未発表。
すでにキャストが発表されており、蔦重と関わりの深い絵師とされている「喜多川歌麿」が、唐丸の正体なのではないかという予想が多数あがっています。
ただ、喜多川歌麿は蔦重の3歳下の年齢であると言われており、唐丸が将来の歌麿だと仮定すると、年齢差が若干合わないようにも感じられます。
しかしながら、いずれもまだ予想や憶測の範囲なので確実ではありません。
今後の展開で唐丸がどのような姿で再登場してくるのか、とても気になりますね!
まとめ
今回は、大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第4回放送回より、謎が多い少年・唐丸の将来について浮上している絵師予想をお送りしました。
現在のところ、有力なのは歴史上の有名絵師・東洲斎写楽という説。
主人公・蔦重との年齢差や唐丸の背景との共通点などから、唐丸の正体は後の天才絵師・写楽なのではないかと予想する視聴者が多いようです。
一方で、蔦重と関わりが深く、すでにキャスト発表もされている絵師・喜多川歌麿説という予想も多数挙がっています。
いずれにせよ、次回第5回で一旦退場となる唐丸の将来が、どのような驚きの人物となるのか?
今から楽しみですね!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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